猫日和⑮<すべての猫に愛ある生活を>

猫日和⑮<すべての猫に愛ある生活を>
ふもふも
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この連載も最終回となりました。

■「助ける」ことについての疑問と反省

連載初回で、我が家の猫とのおつき合いは徹頭徹尾「助けること」だと書きました。
では、野良猫たちは本当に「助けを求めて」いるのでしょうか?

自由を謳歌し、その代償として疎まれることがあるとしても、誇り高く生きている猫たちです。
自由な生活の結果をすべて、潔く引き受けて来た猫たちです。

えさがなくてお腹が空いても、
産後の疲労でふらふらでも、
交通事故で死んだとしても、
それらすべてに胸を張って「後悔はない」と言い切りそうな猫たちです。

そもそも猫たちに助けられる気はないのではないか?と、よく考えたものです。
「助ける」なんて、ひとの勝手な高慢かも知れませんね。

■猫とひとの幸せのバランス

ひとは街に暮らし、街が拡大し、猫も街に暮らすことが増えています
ひとと猫の暮らしは、噛み合うようで噛み合わず、トラブルも増えています。

それらのトラブルは、猫とひと、どちらかが悪いというものでもありません。
どちらも少しずつ譲り合って暮らせたら、問題も問題にはならないのです。

「子猫の一時預かり」はその打開策として、最も効果があると筆者は考えています。

出産を管理下に置く
→子猫を馴らして里親に託す
→子猫を野良猫にしないで済む
→母猫が懐き、家猫になる
→母猫の避妊手術が出来る
→母猫を妊娠出産の疲労と感染症から守れる
→大切な家族として長く一緒に暮らせる

我が家の目標である「助ける」は、今では「猫とひとの幸せのバランスを取る」へと変わりつつあります。
読んでくださっているあなたも、そんな役目はいかがでしょうか?

■長生きも幸せのひとつの指標

野良猫はどうしても短命です。
近所で見かける猫たちの中で、一番長生きしているのは、現在8歳半のメス猫です。
オス猫は長くて3年と言ったところでしょうか。短命です。

家猫は、15年ほど生きることはよくあるようですね。
以前、24年生きた猫の話を聞いたこともあります。

外に出られなくても、そのことで長生きできるなら、外遊びができないことは大したストレスではない、ということです。
もちろん、これは外の楽しさを知らない猫ならば、ということになりますが。

ずっと長く一緒に暮らしたいと願うならば、外遊びを知らない猫が良いのです。
だからこそ、「子猫の一時預かり」が重要な役目を負うのです。
猫の一生を振り分ける大切な役目が「子猫の一時預かり」だと、我が家は考えています。

■すべての猫に愛ある生活を

「世界のすべての命がしあわせであってほしい」。そう連載初回に書きました。
「すべての猫」ももちろん、「すべての命」なんて、不可能だとは思います。
でも、だからこそ、一番身近に、ひとの生活に付かず離れず生きている猫なのです。
身近な猫から幸せの輪を拡げて行けたら良い
と、筆者は、我が家は考えています。

「すべての猫に愛ある生活を」
そう願って行動する方がひとりでも増えてくださったなら、何よりも嬉しく思います。

読んでくださり、ありがとうございました。
ふもふも
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