知ってるようで知らない目のせかい ①視力について

知ってるようで知らない目のせかい ①視力について
みなさんは自分の正しい視力を知っていますか?
視力検査は大人になってからも検診や自動車免許の更新、眼鏡やコンタクトレンズを作るときなど、測定する機会が少なからずあると思いますが、その結果について正しく理解している人は少ないようです。
そもそも視力とは何か、少しお話させていただきたいと思います。

日本の視力検査は少数視力

視力の評価には幾つか方法がありますが、本国では少数視力が取り入れられています。
2点を識別する眼の能力を最小分離閾といいますが、この分離可能の限界を表す手段として視角(visual angle)があります。少数視力とは、この視角をランドルト環(視力検査時に用いられるアルファベットのCのようなもの)の切れ目に対応させた場合、その逆数を表したものです。
視力=1/視角
たとえば、視角が1分の視標は少数視力1.0、10分の場合は少数視力0.1となります。
通常、視力は5mの距離で測定されますが、5mの視力表におけるランドルト環の1.0に該当する視標は切れ目とその環の幅がそれぞれ1.5mm、外径が7.5mm規定されています。

裸眼視力と矯正視力

眼鏡やコンタクトレンズ(CL)で近視・遠視・乱視などの屈折異常を矯正しての視力を矯正視力、矯正なしの視力を裸眼視力といいます。臨床で重要視されるのは矯正視力です。よく「私は目が悪い」という人を見かけますが、眼科的には、眼鏡やCLで良好な視力が得られる人は目が悪いとは言いません。裸眼視力のみで、その人の物を見る能力を判断することはできません。
また、定期的に眼科で検査を受けて眼鏡やCLを作成していれば通常問題はないのですが、ときに自分の眼の度数に合っていない眼鏡等を装用している方がいます。成長期である小児は視力の変化が激しいものですが、大人になってからも、多少なり変化はあるものです。その眼鏡が本当に眼に合っているか、装用下での視力はいくつか、それは最高視力かそうでないのか、など、自分自身でもよく把握しておくことが大切です。
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