知ってるようで知らない目のせかい ⑩ソフトコンタクトレンズの種類

知ってるようで知らない目のせかい ⑩ソフトコンタクトレンズの種類
コンタクトレンズは大きく分けてハードとソフトがありますが、普及率は圧倒的にソフトコンタクトレンズ(以下SCL)の方が高いです。現代のCL利用者のうち75%はSCLユーザーであるという報告もあります。
ひと昔前では、毎日手入れして数年使い続けるタイプしかありませんでしたが、1991年に国内で初めて使い捨てSCL(1daySCL,2weekSCLなど)が登場してからは、そちらの方が主流になりました。
また、SCLには、レンズ素材に注目するといくつか種類があり、以下のように分類されます。

含水量による分類

SCL内の水分量割合で、含水率50%未満のものを低含水レンズ、含水率50%以上のものを高含水レンズと分類されます。高含水の方が酸素透過率が高いのですが、レンズからの水分蒸発が大きく、眼表面の乾燥を助長します。そのため乾燥しやすい目や、乾燥する部屋で長時間働くという方は、低含水レンズの方がよいとされています。

帯電性による分類

レンズ表面が電気的にマイナスに帯電しているレンズをイオン性レンズ、そうでないレンズを非イオン性レンズといいます。イオン性レンズは、たんぱく質を吸収しやすいために汚れやすく、非イオン性レンズは汚れにくいという特徴があります。しかし、非イオン性の方が酸素透過率が低いという欠点もあります。

FDA分類

FDA(Food and Drug Administration)とはアメリカ食品医薬品局のことです。さまざまな種類のSCLが登場したことで、FDAはSCLをその含水率と帯電性によって4つのグループに分類しています。
・グループⅠ:非イオン性・低含水
・グループⅡ:非イオン性・高含水
・グループⅢ:イオン性・低含水
・グループⅣ:イオン性・高含水

また近年は、今までSCL内の素材間の水分のみに頼っていた酸素配給を、シリコーンハイドロゲルといわれる新しい素材そのものに水分を含ませることが可能になり、より乾きにくく酸素透過率も高いシリコーンハイドロゲルSCLが次々と登場しています。
CLは進化し続けているのです。
このエントリーをはてなブックマークに追加