知ってるようで知らない目のせかい ⑫カラーコンタクトレンズ

知ってるようで知らない目のせかい ⑫カラーコンタクトレンズ
目が大きく見えたり、明るい目に見えたりと、おしゃれ目的のためにカラーコンタクトレンズ(いわゆるカラコン)を使用している若い女性をよくみかけます。
眼科に行かなくても、通販や雑貨店・大型ディスカウント店、最近ではドラッグストアでも手に入ります。そのため、誰でも簡単に手に入れることができます。

カラコンは目に悪い?

カラコンには細胞毒性をもつ可能性がある着色料が含まれています。その着色部は酸素透過率が低下し、長時間装用すると酸素不足になり、角膜障害が起きやすくなります。また、おしゃれ感を出すためにサイズの大きいものが多く、フィッティングはタイトになるため、圧迫されることで角膜に障害が出やすくなります。

カラコンは医療機器?

以前までは、度なしカラコンは厚生労働省が医療機器と認めていなかったため、承認されていないものでも誰でも販売が可能でした。
しかし、色素の溶出などが原因で角膜障害を起こす人が後を絶たないため、国民生活センターが業界・行政へ要望を行いました。2007年には日本眼科医会が未承認の度なしカラコンによる眼障害調査を行い、これらの結果から薬事法施行令が一部改正され、2009年11月4日からは、度なしカラコンでも厚生労働省から承認を受けていないものは販売ができなくなりました。

承認を受けているから、今のカラコンは安全?

2009年11月3日までは、承認されているカラコンは4社・5製品のみでしたが、それ以降、ごく短期間で厚生労働省はほぼ臨床試験もなしに大量の製品を承認してしまいました。この新しく承認されたカラコンの中には綿棒でこすっただけでも色がとれてしまうものがあります。
また、海外から個人輸入された未承認のカラコンがネットなどで販売されてしまっています。


このように、たとえ度が入っていないカラコンでも目に危険なものは沢山あります。
屈折矯正も必要なら眼科で定期検査を受けながら処方してもらうのが確実ですが、ネットなどで自己判断で買ってしまう人は一向に減りません。
外見にばかり目が向いて、大切な目の安全性には無頓着になっていませんか?
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