大空に舞い上がる無数のバルーン!世界最大の熱気球フェス
大空に舞い上がる無数のバルーン!世界最大の熱気球フェス
ふわふわと浮かぶ気球に、一度は乗ってみたいと思ったことがありますよね。
日本では、佐賀県で毎年開催されているフェスティバルが有名ですが、
世界最大規模というとやはりここ、アルバカーキです。
今回は、世界最大規模の熱気球フェス「アルバカーキ国際熱気球フェスティバル」をご紹介します。
どんなフェスティバル?
Albuquerque International Balloon Fiesta(アルバカーキ国際気球フェスティバル)は、アメリカのニューメキシコ州・アルバカーキで
1978年から毎年10月に開催されている気球フェスティバルです。
このアルバカーキという場所は、ロッキー山脈の南に位置する街です。
Baloon Fiesta Parkという広大な広場を使ってイベントが開催されます。
アルバカーキの標高は1600メートルで湿度が低く、年間を通して晴れの日が多いため、
気球を飛ばすにはぴったりの気候なのだそうです。
フェスの規模は世界最大と言われており、約700基以上もの気球が空に浮かびます。
早朝から始まる気球フェス
空に浮かぶ大きな気球は、のんびりゆったり浮いているように見えますが、気球を上げるのは天候が大きく左右するのだそうです。
少しでも強い風が吹いてくると気球を飛ばすことができません。実はとてもデリケートなんですね。
そして一番天候が安定して気球を上げやすい時間帯は早朝。
真っ青な空に浮かぶ姿も素敵ですが、明け方に打ち上げられる気球も素晴らしい眺めです。
朝焼けと色とりどりの気球とのコントラストは、ため息ものですよ。
この早朝飛行は「Dawn Patrol」と呼ばれています。空へ上がる前の準備段階を見ることもできます。
地面に広げたバルーンに風を送り込み、その後でバーナーでバルーン内の空気を温めると
ゆっくりと立ち上がるようにバルーンが起き上がります。
そんな様子を見学できるのも、このフェスならではと言えます!
青空に浮かぶ色とりどりのバルーンに感激!
標高が高い場所にあるため、周辺の風景もとても美しいアルバカーキ。青空に舞い上がる沢山のバルーンの後ろには、絵に描いたように完璧な空と山々が見えます。
そんな背景を背負って、色とりどりのバルーンが高低差を描きながら浮かんでいます。
なんと、昼間はすべての気球が参加するという一斉飛行が見もの!
さすがアメリカというべきでしょうか。
700もの気球が同時に空に舞い上がるわけですから、それはもうファンタジックな世界が目の前に広がります。
夜はバルーンのライトアップ
早朝、昼間だけでなく夜もまた楽しみがあります。「Night Grow」と呼ばれるイベントでは、地上に固定された気球をバーナーで点灯して
ライトアップが行われます。暗闇にぼんやりと浮かび上がる柔らかな光がとても綺麗です。
競技会や特別なバルーンも登場
10日の開催期間中は、距離を競う競技会も開催されるほか、子供達も楽しめる様々な形をしたバルーンが上がる「スペシャルシェイプロデオ」という企画もあります。
2日にわたって、個性豊かなデザインのバルーンがたくさん舞い上がります。
いかがでしたでしょうか。
バルーンと空のコントラストが美しい写真を見ているだけでもワクワクしますよね。
現地で実物を見るとかなり圧倒されますよ。周辺の景色もとても素晴らしいです。
高度の高い場所で開催されるので空気もおいしく、そこでしか見られない絶景を味わえます。
バルーン博物館や世界最長のロープウェイ「サンディアピークトラム」に乗るというコースを加えれば
充実した旅になりますよ。世界最大級のバルーンフェスを自分の目で体験してみましょう!