オーガニックフード&ビューティーで、極上のオーガニックライフを。【第6回】オーガニック化粧品のこれから

オーガニックフード&ビューティーで、極上のオーガニックライフを。【第6回】オーガニック化粧品のこれから
これまで述べてきたように、日本で”オーガニックコスメ”という言葉が、
混乱や誤解の中、にわかに定着しつつあります。
今回は、オーガニック化粧品の発展のために、
オーガニック化粧品をチョイスする際の指針をご提案したいと思います。


様々なメディアなどで”オーガニックコスメ”と表現されるとき、
「オーガニック成分が多く配合されている化粧品」とある場合があります。
大方間違ってはいませんが、これまで述べたように、商品やその配合比率によって異なるので、
100%もあれば、全体の30〜50%程度もあるなど様々です。
サイトや広告などでも「オーガニック成分◯◯%」と記載して、
オーガニック成分の量をうたっているものも近年では出てきました。
「オーガニック成分が多く配合されている」かどうかについては、以下の2点がまずベーシックなポイントです。

・化粧水、美容液など商品の特徴(各成分の構成)を良く理解すること
・◯◯%とうたっているものについては、商品の全成分のうち、水や塩を除いた配合量であるかどうか


オーガニック成分が多いかどうかについては、数字で見ることのできる
ある意味一番わかりやすいカテゴライズだと思われますので、
表面的にいえば多いほうが良いと思う方には、この指針でチョイスすることがまず一つです。

その上で、
・防腐剤不使用
・石油系成分不使用

など、各々の思考に合わせて商品を選択するのが良いかと思います。

このほかにオーガニック化粧品を語る上で忘れてはいけないポイントがあります。
それは、環境的視点と社会貢献的視点です。
オーガニック原料を使っているから安心・安全だけではなく、
オーガニック化粧品をチョイスするからには知っておきたい、ワンランク上の見方です。


化粧品は、そもそも化学品に分類され、オーガニックであれナチュラルであれ、
化学の専門家や企業が工場で製造するものです。化粧品に限ったことではありませんが、
工業排水や生活排水(洗剤、シャンプーなど商品を使用したときに流れ出るもの)への配慮をしているかどうかも、
オーガニック製品を選ぶ指針の一つです。

このような規定は、オーガニック認証の中で規定していたり、
エコ認証のような特別な認証を取得して、それを商品などに貼り付けられるので、
認証をチェックしたり、企業のサイトやリーフレットなど良く確認すると良いでしょう。
シャンプーなどの洗浄系コスメや洗剤などの日用品については、
排水(成分)が土に返るように考慮されているものも多くありますので、
エコの意識が強い方には、このようなポイントも商品選択する上で重要かと思います。


さらに、社会貢献的視点ですが、
前回ご紹介したモロッコのアルガンオイルは、アルガン自体を守ることもそうですが、
モロッコ女性の社会進出を守るために守られている産業です。
こういった取り組みをフェアトレードと言います。
そのほか、化学品製造には欠かせない治験において、動物実験をしていないかなどという視点もあります。
様々な社会貢献的、または道徳的視点を応援したい方には、
商品選択する上では、これらのポイントも参考になるかと思います。


オーガニック化粧品は、食品(農業)との関わりだけでなく、このように様々な分野と密接になっている、
とても奥が深いジャンルのコスメになります。
ただ表面的な理由から使うというのではなく、商品やブランドの背景を良く理解し、
自分にあった商品を使っていくことが大切です。
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