ヨーロッパのフロアプランについて

ヨーロッパのフロアプランについて
勝浦真樹子
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フロアプランとは

今回はヨーロッパのフロアプランについてお話ししていきたいと思います。そもそもフロアプランって何?と思う方もいるかもしれません。どのような目的で、決められたスペースを使うか、部屋をいくつ作るか、どんなインテリアにするか検討することをフロアプランニングと呼びます。つまり、間取りとその使い方のことですね。

週末が近くなると、自宅近くの新しいマンションや建設中の住宅の広告が新聞やポストに入ってきますよね。海外のリゾートホテルにはOfficial Homepageにルームタイプの間取りが載っていることもあります。興味がないとあまり見ることもないかもしれませんが、インテリアを考える上でまず手元に置いておきたいのが、この間取り図です。この部屋の形は使いにくそうだなとか、どこにどんな家具を置こうかなとあれこれ考える上で欠かせないアイテムです。
インテリアを素敵にしたかったら、まずはこのフロアプランを手に入れて見て下さい。


日本の住宅の間取り

日本の住宅は、そのスペースが限られていることもあり、小さな部屋を数多く取る傾向にあるようです。特にマンションでは顕著です。一般的に70平米くらいのマンションでは、15畳程度のリビング、6畳の和室、7畳程度の主寝室、6畳程度の子供室にキッチンやバストイレなどの水回りといった形でしょうか。また様々なライフスタイルやニーズに合った間取りを提供するため、不動産会社や建設会社は一つのマンションでも、何十というパターンの間取りを設計します。最近のマンションではフロアの上下に位置するお部屋であっても、間取りが異なるということも少なくありません。


100年変わらない英国スタイル

前回もお伝えしたように、ヨーロッパの住宅・間取りと言っても、その特徴は様々ですが、例えばイギリス。常にデザインやインテリアのトレンドを生み出す一方で、長い伝統と歴史を持つ英国の住宅は、100年前からからその間取りがほとんど変わっていないと言われています。イギリスの伝統的なレンガ造りの伝統的なタウンハウスを思い浮かべてみると分かるように、外観や窓の位置、形状、そして室内の間取りまで、お隣の住宅ととてもよく似ています。

出典: 著者

私が昔学生時代のひと時を過ごしたイギリスのウィンブルドンにもたくさんの古いタウンハウスが並んでいました。地震のない国だから、石やレンガ造りの住宅がそのまま残っているということもありますが、恐らく、その形が最もシンプルで、住居として使いやすい配置や間取りであるということ。そして、インテリアをコーディネートする上で、最も美しく飾ることができるということに長い時間をかけて気付き、受け継がれているからではないでしょうか。

具体的にどんなお部屋なのか、日本でのフロアプランニングにおいてもぜひ取り入れたい考えなど、また次回ご紹介できればと思っています。
勝浦真樹子
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