壁の色を変えてみよう 「お洒落なヨーロッパ風のお部屋・レイアウトの作り方」

壁の色を変えてみよう 「お洒落なヨーロッパ風のお部屋・レイアウトの作り方」
勝浦真樹子
執筆を依頼する
今回はヨーロッパ風のお部屋、レイアウトの作り方として壁を扱います。

住宅建材としての壁紙

 日本の住宅の壁の色は、白いことが多いです。リビングもベッドルームも書斎も、壁から天井まで全て真っ白なビニールの壁紙で覆われています。建売住宅や、分譲マンションであれば100%と言ってもいいのではないでしょうか。

 日本で壁紙が一般家庭に広がったのは、経済成長期にあった昭和40年代です。しかし経済性と効率化が優先されたため、壁紙はインテリアではなく、住宅建材の一部として考えられてきました。防炎はもちろんのこと、防汚・消臭・抗菌・調湿・防カビなど様々な機能面で改良がすすめられてきたこともあり、現在の日本の住宅における主流はビニール製の白か薄いベージュの壁紙です。さらにビニール製の壁紙というのはコスト面でもとても優れています。

 また、白を採用すればお部屋は明るく見え、空間も広く見えるというメリットがあります。さらに、住宅を貸したり売ったりする立場になってみれば、借り手や買い手や決まる前にデザインをし、発注をかけなければならない以上、誰もが気に入る(嫌がることのない)色を選択しておく方が無難です。

 しかし、インテリアという側面で見ると、真っ白な壁は少しつまらない。マンションの広告などで見かけるよくあるモデルルームの写真を見てみると、確かに統一されたコーディネートは素敵ですが、確かに白はどんな色の家具にでも合わせやすいですが、ラグジュアリーなヨーロッパらしい雰囲気作りには少し物足りない気がしませんか?


インテリアの一部である壁紙

 一方ヨーロッパの住宅を見てみると、大胆な色合いが使われていることが多いです。壁紙は古くからヨーロッパで室内をより魅力的にするインテリアの一部として親しまれていました。


 ぜひ、日本の住宅でも素敵な壁紙を取り入れてもらいたいと思います。少しお値段は貼るかもしれませんが、日本でもいくつかの会社で輸入の壁紙を取り扱っていますので、リフォームや住宅を建てる際にはぜひ、ショールームを訪れてみてほしいと思います。テシードやマナトレーディングといった会社でたくさんの輸入壁紙やファブリックを取り扱っています。


Do it Yourself ! -- 自分でペイントしてしまおう

 ヨーロッパでは、壁紙に限らず、壁を直接ペイントしてしまうという方法もよく取られます。しかもプロに頼むのではなく、大胆にも自分たちで塗ってしまうのです。特にイギリスにいた際にとても面白かったのが、DIYのテレビ番組の豊富だったこと。素人が自分たちで材料を買ってきて、家族総出で壁を塗り直してしまうなんて序の口です。少しくらいの色むらなんて気にしませんし、単に塗るだけでなくこんなデザイン性の高いペイントまで存在しています。


 初めての経験で、そこまで本格的にはできないかもしれませんが、まずはお部屋のちょっとした仕切りに使えるパーテーションから取り入れてみるのはいかがでしょうか。簡単に、輸入の壁紙の世界観を感じることができると思います。

 もう少しトライできる方は、トイレなどの小さなスペースや、お部屋の壁の一面だけに貼ってみるのはいかがでしょうか。例えばシンプルなストライプや薄いラベンダーやグリーンであれば、お部屋にもすんなり馴染み、ヨーロッパらしいインテリアに近付けることができると思います。
勝浦真樹子
執筆を依頼する
このエントリーをはてなブックマークに追加